このページでは「朝読書」の効果やメリットについて解説します。
- 朝活として読書を検討している
- 仕事の成果につながる読書がしたい
- 継続できるか不安
このようなお悩みや疑問をお持ちの大人、社会人向けの記事です。
さいごまで読むと、あなたに朝の読書が向いているのか?習慣化するコツ、効果的な本の読み方が分かります。
朝読書の効果・メリット
インプットしやすい
読書の効果のひとつに語彙力の強化があります。
言葉のボキャブラリーが多いと「言葉にする力」「伝える力」を駆使して、人間関係を円滑にしたり、商品の魅力を分かりやすく伝えて販売するなど、社会人に必要な素養が身につきます。
朝は脳がクリアーなのでインプットしやすい時間帯です。
受け身で読書しても脳にインプットされません。
- 分からない言葉は辞書で調べる
- 「それ本当?」と本の内容を疑いながら読む(鵜呑みにしない)
- 気に入ったフレーズはメモしておき引用する
記憶を強化する方法のひとつとして、記憶したいものを何かと関連付けて残す方法があります。
「辞書で調べる」「疑問を持つ」「引用する」、これらをフックとしてインプットするのです。
アウトプットしやすい
1日の中で朝だけが唯一、誰にも邪魔されない時間帯です。
朝の読書から得た知識を即アウトプットできます。
「本の一節をツイートする」「アクションプランに落とし込む」「ブログや動画で紹介する」など、まとまった時間がある朝ならではの行動ができます。
効果的なアウトプットをするには、以下の3つを守ることが重要です。
- アウトプットする前提で読書する
- 伝える相手に役立ちたい、ギブの精神で情報をまとめる
- 「この本から◯◯の情報を得たい」と目標を決めて読む
1日のパフォーマンスを爆上げしてくれる
朝読書を心を整えると、その日の仕事や日常生活のパフォーマンスが上がります。
これはビジネス書だけに限らず小説やエッセーなどジャンルは問いません。
会社に遅刻しないギリギリの時間まで寝て、慌ただしく朝の準備をして電車に飛び乗る毎日。残業でクタクタになりながらも、このまま1日は終わらせたくないという謎の意地で、ユーチューブ動画を深夜まで見て値落ちする。
朝、自分の好きな本を読むだけで幸せな気持ちになれます。
仕事だけの人生ではなく、自分の時間を生きている感覚を確認できます。
朝、プラスの気持ちが生まれると1日ずっと、気持ちよく生活できます。
このような気持ちになるにはコツがあります。
- 睡眠時間をできるだけ多くとる
- 読書中に頭に浮かぶメッセージと向きあう
- 余計なことを考えないようにするため前日まで準備してから寝る
自分は忘れていても脳がメッセージとして再送信してきます。
多くの場合「未処理のタスク」と「仕事の不安」です。
本を読んでいる最中に「あれはどうだったけ?」「◯◯さん怒っていたな」など脳からメッセージを送られてはたまったものじゃありません。
脳からの送信をストップする方法は、不安要素やスケジュールを全て紙に落とし込むことです。
脳とは別の記憶装置を使えば、忘れてもかまわないので脳は安心してメッセージを送りません。
ポイントは前日、寝るまでに済ませておくことです。
私は、会社を出る前に紙に書き込み、会社を出たら一切忘れるようにしています。
ちなみに「紙」と書きましたが、デジタルでもかまいません。
すぐに確認できるものであれば何でもかまいません。
仕事や家族の悩みや不安は、読書中は一切忘れたいものです。
いっぽう「朝の読書っていいな」「自分も若いころは、主人公と同じ気持ちだったな」など本を読むことで得られる脳からのメッセージは大事にしてください。
感じたことはすぐ忘れますので、できれば本やノートにメモしておくと良いです。
それをあとから読みかえすことで朝読書がその日のパフォーマンスを上げてくれていると再認識できます。
それが継続、モチベーションの維持にもつながります。
朝読書を続ける・習慣化するコツ
毎日やらない
朝読書が続かない人の特徴として「毎日やろうとしている」が挙げられます。
誰に言われたわけでもないけど「毎日やらないとダメ」だと思っているようです。
安心してください。
毎日やらなくても効果はあります。
とはいえ、人間は自分に甘いものです。
「昨日、残業だったから(明日やる)」「今日は疲れているから(明日やる)」
こんな感じでどんどん先延ばしをします。
気づいたら今月が終わっていたなんてことも。
なので最低目標数を前月に決めましょう。
- 1ヶ月で10回、朝読書をする
- 1ヶ月に本を2冊読む
- 1ヶ月で200分、朝読書をする
「回数」「冊数」「時間」
どの切り口が自分に都合が良いかは個人差があります。
好きなものを選んでください。
図書館を利用する
本は最高の自己投資と言われますので、できるだけ身銭をきるのが良いですが、状況によりけりです。
社会人なりたてのことは特にそうですが、お金に余裕がありませんよね。
新社会人でなくても、読書好きであれば、毎月あれもこれもと買うわけにはいかないかもしれません。
図書館を利用すれば新刊は難しいですが、それ以外の書籍であれば比較的簡単に借りられます。
利用するメリットはお財布に優しいだけではありません。
貸出期限があるので、強制的な締切が作れます。
「自分の本なら、時間があるときに読もう」で済まされますが、借りている本は期限中に読まないといけません。
強制的なデッドラインを作ることで自分を追い込むのも1つの手です。
デジタル機器を利用する
本を読まなくなる理由のひとつが「面倒だから」です。
例えば、、、
- 朝の通勤で本を読みたいけれども持ち運びが面倒
- 家が本だらけになるのが嫌、整理整頓が面倒
- 気に入ったフレーズをノートにまとめるのが面倒
- 読書だけに時間を使うのが嫌、面倒
このような人はデジタル機器を使えば問題解決できます。
Kindleなどの電子書籍なら、本をかばんに入れて持ち運びしなくて済みます。
アプリを入れればスマホで読めます。
電子書籍なら、家が本だらけになる、整理するのが面倒だという心配もありません。
Kindleであれば、気に入った分をハイライトして保存できます。
最近は耳で聞けるオーディオブックや、本の要約を耳で学べるなど、デジタルサービスが充実しています。